合同会社先生の幸せ研究所(本社:大阪府吹田市 代表:澤田真由美)は、教師のわくわくを中心にしたPBL型業務改善で経済産業省「未来の教室」実証事業に選定されました。
(PBL:Project Based Learning=課題解決型学習)
先生の幸せ研究所は、「先生のゆとりと充実は子どもたちを輝かせる」を合言葉とし、学校園専門の業務改善・組織開発コンサルティングをこれまで自治体・学校に向けて行ってまいりました。
県全域に対し長期にわたる継続的なコンサルティングや自治体内のモデル校に対する自走支援、働き方改革推進者養成を行いながら現場の事情を理解し、現場に寄り添った働き方改革の第一線で活動を続けています。
経済産業省「未来の教室」は、「『未来の教室』ビジョン(2019年6月)」を踏まえ、様々な個性の子ども達が、未来を創る当事者(チェンジ・メイカー)になるための教育環境づくりを目指し、1.学びの探究化・STEAM化、2.学びの自律化・個別最適化、3.新しい学習基盤づくりを目指し活動しています。当社は、経済産業省の示すビジョンへ賛同し、事業に参画いたしました。
(参考)「未来の教室」ってなに?(「未来の教室 ~learning innovation~」サイト)
実証事業となる先生のワクワクを中心にした「PBL型業務改善」とは、これまで別と捉えられていた”教師の資質向上”と”学校の働き方改革(学校BPR)”を一体化させた新たな業務改善。当社は「PBL型業務改善」とは教師の探究と考えています。子どもにPBLを促す教師自身がまずは探究となり、正解の無い課題に業務改善を通して向き合います。
実証事業では、2021年7月から2021年2月までの期間、大阪府枚方市立桜丘小学校と三重県のセントヨゼフ女子学園高等学校・中学校を対象に3本の柱をたてて実証をおこないます。
1PBL型業務改善
全教職員での質の高い話し合い/業務改善リーダーMTG/これまでにない楽しい話し合いなど
当社が得意とする対話を通じて教師のマインド(見えない部分)にも焦点を当て、自らの意志で変わろうとする内発的動機(先生のワクワク)を生み出し大切にしながら業務改善を進めていきます。
業務改善のプロセス自体が教師の学びとなる成功事例の創出と手法の確立・普及を目指します。
2資質向上の効果測定
大学と連携し、PBL型業務改善が実際に教師の資質向上につながることを検証します。
3業務改善リーダーオンラインコミュニティ
リーダー同士をつなげるためのオンラインミーティングを定期開催し、
これまでの実証事業の中で散見された「孤立した改革者(一人で校内業務改善に立ち向かってうまくいかない教師)」を防ぐ仕組みの構築を目指します。
これまで当社のコンサルティングを通して残業時間が51%削減されたり、組織風土が向上したりといった実績が上がっています。先生方からは「対話したほうが時短になる」「こんなに価値観に触れる話をしたのは初めて」「これまで経験したことがない実りある話し合い」といった声が上がってきています。業務改善を推進した若手担当者の学級経営が見違えるように向上した事例も上がっています。
(参考)当社HP実績ページ
3本の柱を着実に進めながら、「PBL型業務改善」の今後の発展のため、ひいては全国の先生方の幸せのため実証事業の効果が最大化するよう仕組化・事例化にも同時進行で取り組みます。定期的な発信は先生の幸せ研究所Facebook及びHPで行っております。
先生の幸せ研究所は設立以来、「話し合う時間がとれない」程時間がない学校の現状と向き合い続けてきました。
そのような現状の中、働き方改革を通じて先生自身が成長する姿を多く目にしてきました。
本事業を通じ、先生たちが最も身近な社会を変える経験をすることにより「自分たちの学校は自分たちで作れる」と実感していただきたいです。
先生の幸せ研究所は今後も引き続き、先生の幸せの実現に向け全力で取り組んでまいります。
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